各時代の大争闘
キリストの祈りの成就
ここで、「あなたがわたしに賜わった人々が、わたしのいる所に一緒にいるようにして下さい」と弟子たちのために祈られた救い主の祈りが成就する。キリストは、ご自分の血によって贖われた者たちを、「その栄光のまえに傷なき者として、喜びのうちに」父の前に示し(ユダ24節)、「わたしはここにおります。そして、あなたがわたしに下さった子供たちもおります」「あなたがわたしに下さったものを、わたしは守りました」と言われる。ああ、なんという驚嘆すべき贖いの愛であろう。無限なるお方であられる天父が、贖われた者たちをごらんになって、罪による不調和が消え、罪ののろいが除かれ、人性が再び神性と調和して、そこに神のみかたちをごらんになる時の、その喜びはどんなであろう。 GCJap 749.2
言葉に言いあらわすことのできない愛をもって、イエスは忠実な者たちを主の喜びに迎え入れてくださる。救い主の喜びは、ご自身の苦悩と屈辱とによって救われた魂を、栄光のみ国において見ることである。そして、贖われた者たちは、この祝福された人々の中に、自分たちの祈りや働きや愛のこもった犠牲によってキリストに導かれた人々があるのを見て、主の喜びに共にあずかる者となる。彼らが大いなる白いみ座のまわりに集まって、自分がキリストに導いた人たちを見、そして、その導かれた人たちがまた他の者を導き、その人たちがさらに他の人たちを導いて、すべての者が休息の港に入れられたことを見る時、彼らは言うに言われぬ歓喜に心が満たされ、自分たちの冠をイエスの足もとに投げ出して、永遠に尽きることのない年月にわたってイエスを賛美するのである。 GCJap 750.1