各時代の大争闘

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二種類の人々

これまで人類に与えられたことのない恐ろしい威嚇の言葉が、第三天使の使命の中に含まれている。憐れみを混じえない神の怒りを引き起こすものは、恐ろしい罪に違いない。この重大なことについて、人々は、無知のままであってはならない。この罪に対する警告は、神の罰が下る前に世界に伝えられなければならない。それはすべての者が、罰を受ける理由を知り、それを逃れる機会が与えられるためである。預言は、第一天使が「あらゆる国民、部族、国語、民族」に布告すると言っている。同じ三重の使命の一部である第三天使の警告は、同じ範囲に及ぶのである。預言の中で、それは、中空を飛ぶ天使によって大声で宣言されるものとしてあらわされている。そして、それは世界の注目をひくのである。 GCJap 515.1

この争いの結果、全キリスト教世界は二種類の人々に分けられる。すなわち、神の戒めを守り、イエスを信じる信仰を持つ者と、獣とその像とを拝み、その刻印を受ける者とである。教会と国家とが力を合わせて、「小さき者にも、大いなる者にも、富める者にも、貧しき者にも、自由人にも、奴隷にも、すべての人々に」「獣の刻印」を受けるように強制しても(黙示録13章16節)、神の民は、それを受けない。パトモスの預言者は、「このガラスの海のそばに、獣とその像とその名の数字とにうち勝った人々が、神の立琴を手にして立って」、「モーセの歌と小羊の歌とを歌って」いるのを見るのである(黙示録15章2、3節)。 GCJap 515.2